ここでは退職金のお金を運用してみようと考えている方が気をつけておきたいポイントについて、ご紹介します。
実は退職金運用商品にはいくつかの利用条件があるんです。 この利用条件を満たさないとせっかくの退職金運用のチャンスを逃してしまうことにもなりかねないので、十分にチェックしておきましょう。
退職金運用商品の利用条件
退職金運用商品には、実は以下のような条件が設けられていることが多いです。
・退職金をもらってから１年以内であること
ほとんどの金融機関は、退職金運用商品の申し込みに期限を設けています。
退職金受け取りから一定期間までしか、退職金運用商品の申込みはできません。
つまり退職金をもらったのに何もしないでいるとチャンスを逃してしまうこともあるんです。
また、金利の高い退職金専用定期預金なども利用できる期間が１年間となっていることが多いので、いつまでも高金利で利用できるわけではないという点にも注意しておきましょう。
退職金専用定期預金が満期を迎えて自動継続した場合には、金利は店頭金利となることが多いです。
・年齢制限があること
５５歳以上の場合が多いです。
中には退職金であれば年齢制限のない場合もあります。
・１人１回だけの利用
お得な金融商品だからと言って、何度も利用することができるわけではないということです。
・金融商品に制限がある
金融機関によって、退職金運用商品として利用できる商品が制限されていることが多いです。
金融機関によって扱っている商品は異なっていますから、事前に十分に調べておくとよいでしょう。
・退職金受け取り日や受け取り金額が確認できる書類が必要
申し込みの際には退職したこと、退職金の額などの確認を求められることがあるので、きちんと準備しておきましょう。
退職金運用商品を利用するために
上記に挙げたような条件があることが分かった以上、退職金運用商品を上手に利用するためには「退職の前」に運用の準備と心づもりをしておくことがベターです。
いざ会社を辞めてから考えようとなるとどうしても迷ったり、あせったりしてしまいがちです。 できれば会社を辞めて退職金を受け取る前に、受け取る予定のお金をどのように運用するのか計画を立てましょう。 その際、各金融機関の金融商品を調べておくとスムーズに計画を立てることができるでしょう。
会社を辞める前に退職金の運用を考えるのはまだ早いのでは…と思いがちですが、利用条件には制限があったり期間があったりすることを考えれば早い方がいいに越したことはありません。 じっくり下調べをしておき、より自分にあった退職金運用の方法を見つけることができるように準備をしておくことをお勧めします。